紫外線の種類や波長の長さ、UVA・UVBってなに?

肌が日焼けを起こすのは、紫外線が原因であることは有名な話です。しかし紫外線には種類があり、それぞれ肌に及ぼす影響が異なることはご存知でしょうか?今回は紫外線とはそもそもどういうものなのか、日焼けを起こすUVAやUVBとは何なのかについてご紹介していきます。

そもそも紫外線とは

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紫外線とは、波長100-400nmの太陽光線のこと。1801年、ドイツのリッター博士によって発見されました。

太陽から地球に届く光は、波長の長さによって「赤外線」「可視光線」「紫外線」の3種類に分けられます。「可視光線」とは目に見える光のことで、赤から紫に変わっていく虹の七色です。赤外線は「赤」の可視光線よりも長い波長を持ち、「赤」の外側に存在する目に見えない光のこと。

そして紫外線は「紫」の可視光線よりも波長が短く、「紫」の外側に存在する目に見えない光のことです。この紫外線が、生物に様々な化学変化を起こします。ちなみに紫外線を表す「UV」とは「Ultra Violet」の略で、「紫を超えた」という意味です。

そして紫外線は、波長の長さによって更に「UVA」「UVB」「UVC」の3種類に分けられます。

UVAとは

地表に到達する紫外線の95%を占める、315-400nmと最も長い波長を持った紫外線です。エネルギーはUVBほど強くなく浴びてもすぐに肌に影響があるというわけではありませんが、じわじわと時間をかけて肌の奥まで浸透していきます。

そして肌の真皮層にまで到達すると、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作る繊維芽細胞を攻撃。肌のハリや弾力を失わせ、シワ・たるみといった老化現象を引き起こします。またメラニンの生成を促し、色素沈着によるシミを発生させます。

UVAが最も多くなる時期は5月。しかし一年を通して常に一定量が地表に降り注いでいます。浴びてもすぐに赤くなるわけではないので気づきにくいのですが、窓ガラスも透過するため室内にいても油断はできません。

UVBとは

280-315nmの紫外線です。波長が長くないためオゾン層や雲に阻まれ、地表に到達するのは紫外線全体の5%程度。エネルギーが強く、肌の表面にすぐ影響を与えます。真夏に日焼けして肌が真っ赤になったりヒリヒリしたり、水膨れができたりするのはこのUVBが原因。肌の真皮層にまで到達することはあまりありませんが、肌表面の細胞を傷つけ、炎症を起こします。そのためシミやそばかす、乾燥肌などの原因となります。

UVBが最も多くなる時期は、6~8月。冬の5倍もの量が降り注ぎます。海やリゾート地などで日焼け症状を起こしやすいため、「レジャー紫外線」と呼ばれることもあります。

UVCとは

最も波長が短い、100-280nmの紫外線。通常はオゾン層にすべて吸収されるため、地表まで届くことはありません。しかし近年のオゾン層の破壊により、UCVの地表到達が懸念されています。非常にエネルギーが強く人体に有害な紫外線で、短時間浴びるだけでも皮膚がんや失明など重篤な症状を引き起こす可能性もあります。ただ、その細胞のDNAを破壊する特性を利用し、医療現場や食品加工工場などでは殺菌灯などに使われています。

日焼け予防はUVAとUVB対策が重要

基本的にUVCは地表までは届かないため、日焼けの予防はUVAとUVBの対策をすることになります。一般的な日焼け止めに書かれている「PA」や「SPF」は、どの紫外線を防ぐかを表している指数です。

「PA」は「プロテクショングレードオブUVA」の略。UVAを防ぐ日焼け止めです。その指数は「+」の数で表され、「+」~「++++」まで4段階があります。日常生活なら「PA+」、屋外の軽いレジャーなら「PA++」で充分でしょう。

「SPF」は「サンプロテクションファクター」の略。UVBを防ぐ日焼け止めです。その指数は数字で表され、最大が「50+」となります。数値が大きくなるほど効果も高くなりますが、その分肌への負担も大きくなるというデメリットも。日常生活なら「SPF10」程度、屋外の軽いレジャーなら「SPF20~30」で良いでしょう。

日頃何気なく使っている日焼け止めですが、どの紫外線に対応しているのかご存知なかった方も多いのではないでしょうか。効果的に日焼け止め対策をするには、紫外線の種類や影響を知っておくことが大切です。目的や肌に合わせ、自分に合った日焼け止めを選びましょう。


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